身体装飾ユニット「ヘテロフォニックダダ」



2013年7月11日木曜日

WORLD COSTUME FESTIVAL 2013

4月27日から5月2日までフィリピンの世界遺産の都市、
ビガンで開催された
World Costume Festival 2013
無事に終わりました。


とんでもない時差で更新が遅くなりましたが。。。




ただいま~♪



"走れメロス”の公演を通して知り合った
フィリピン在住の照明家のShokoさんに紹介していただき、
2つのワークショップをする為に参加したフェスティバルでしたが、
沢山の文化と人と触れ合い、学び多き1週間の旅となりました。




4月26日

早朝に日本を出発し
マニラで飛行機を乗り継いでラワグへ
さらに車で2時間かけてビガンへ


ビガンといえばこの景色
メナ・クリソロゴ通り。
戦禍を逃れてスペイン統治時代の古い街並みが多く残されている。


滞在時間10分!
後にも先にもこの通りをゆっくりとみれたのはこの時だけ。
ここから怒涛のフィリピンライフがはじまりました。



ディナーミーティングを済ませ
会場へ設営に。


会場となったビガンコンベンションセンターのエントランスの巨大壁画と心優しいスタッフ





深夜にもかかわらず会場内は各国から来た準備の人でいっぱい。
日本ブースへ案内されて
聞いていない事だらけで2人とも驚きっぱなし。


3辺を障子で囲まれた、それはいわゆる日本的なブース。

ここに展示もする事に!!!!


急遽、砂を敷き詰めてマネキンにメイクをしようと

プロデューサーのローリーに
つたない英語とジェスチャーで伝えるが何度も『NO!』と言われ、


そこへタイミング良く私たちの通訳をしてくださる真理子さんが来て
私たちの意志を伝えてくれて、
しつこくしつこくお願いして



最後には『好きにアートしなさい』と。

さあ準備!
真理子さんにも手伝ってもらい、マネキンに砂を付けていく。


準備が終わったのは明け方でした。。。。


4月27日


いよいよ開幕です。
オープニングセレモニーがあるので
ドレスアップをして出席。

初めて出来たお友達のフィリピンのマツケンことGary。
彼は私たちが産まれたころ、日本でダンサーをしていたのだそう。
歌も踊りもファッションもそしてお笑いのセンスもあるエンターテイナー。

フィリピンにはマルチな人がいっぱい!








フィリピン、インドネシア、アメリカ、ブラジル、オランダ、グルジアなど
各国のコスチュームデザイナーやアーティスト、
OISTATと呼ばれる舞台に関する国際機関のメンバーの方々が出席され、
盛大に開幕しました。













会場内は各国の衣装でにぎやか。
お祭りの衣装や舞台、テレビなどで使用された衣装が展示されています。



















わたしたちは
この中から
抜粋してこの2体を展示しました。

2012年12月に鳥取砂丘で行われた”動く砂像”




おこしやす~♪








ここからワークショップとインスタレーションで作品を完成させていきます。



鳥取の因州和紙を使用して松の葉を作っていく。
それを見ていた周りの人たちも手伝ってくれ一本松に命が吹きこまれる。


マツケンとフィリピンの大御所デザイナー

フェスの間中、ダダのお世話をしてくれたママ達




サルスエラと呼ばれるスペイン生まれの音楽劇を鑑賞。
至るところにスペインの文化が残っています。


戦時中の日本人兵士とフィリピーナの愛がビガンの街並みを残したというお話。多分。。


俳優さんたちの一生懸命さが伝わってきて、
言葉はわからなくても心にじーんときた作品でした。









4月28日

このフェスのメインイベントでもある
Grand Street Parade


石畳のメナ・クリソロゴ通りを練り歩き
メインステージでパフォーマンスをします。


オープニングセレモニーでドレスアップした私たちを見たプロデューサーのローリーに
この衣装でパレードに出なさいと言われ
急遽出場することに!


The 日本代表









各国の様々な衣装の大行進の始まりです♪


フィリピンのお祭りの衣装。
南国は迫力が違います。


ロンガリーサの舞
ロンガリーサとはビガンの名物のソーセージ


これもフィリピンのお祭りの衣装。
沢山の島々から構成されているフィリピンにはたくさんのお祭りがあります。



インドネシアの大学生の作品。
自国の影絵芝居の人形からインスピレーションを得た賑やかな作品。
デザイナー本人が作った衣装を着て、舞踊を披露していました。






フィリピンのコスチュームデザイナーの作品。

ニューハーフのパレード!



カレッサと呼ばれる馬車もこの日のために装飾されて大行進。



そしてDadaのパフォーマンス





午後からはワークショップ。

と、そこにプロデューサー、ローリー現る。

『その格好でワークショップするの?夜には授賞式があるのよ。ホテルに帰って着替えてきなさい』
余り時間もないので急いでホテルへ。





ホテルと会場は少し離れているので
ビガンバスで移動~。










ホテルに帰って、
急いで準備をして、ロビーで待てど、一向に迎えが来ない。。。。。

ひたすらホテルのロビーで待つ。。。

結局、迎えがきてくれたのはワークショップ開始時刻の2時間後。
これがフィリピンタイム。
こっちでは当たり前のことのようで
今回のフェスで予定時刻に始まったイベントは
無かった。。。

日本じゃ考えれない事だけど、
フィリピンでは普通のことで
時間に遅れることに文句を言う人はいなく、
わいわいおしゃべりをしながら待つのだそうで
たのしければ無問題。


到着~♪
会場はここ。

いつも様々な講座が開かれ市民に技術を習得してもらう場所だそう。
しかも無料で!

このフェスの1番の参加目的である
『結』ワークショップ開始!

ビガンの素材であるバナナの皮の帽子と日本の伝統素材の水引きと紙縒りを使って
結ぶという行為でドレスを完成させました。
皆さんとても手先が器用で
あれよあれよと言う間に
50個の帽子に水引きで様々な飾り結びを作ってくれました。











参加者の飾りつけた帽子を組み合わせて、紙縒りで組み上げていきます。















夜、授賞式。
会場内には特設ステージが完成し、カクテルと美味しそうなお料理が用意されています。



が!

開始時間を過ぎても始まりませんw
もう慣れっこです。


楽しくご飯を食べてると
参加者はエプロンステージの近くに集まるようにと。





いよいよ授賞式!

当たり前ですが。。。
すべて英語の為、司会者が何を言っているのかもほとんど分からず。。。

すると
"heterophonicdada"と呼ばれる。


Wow!

訳も分からず3度くらいステージに上がる。





受賞結果はこのとおり。

パレード部門と展示部門で
ベストコスチューム賞とベストブース賞を頂きました。




フィリピンの夜はまだまだ続きます。
授賞式終了後は
野外パーティー!

ライブにダンスにお酒にお料理。


フィリピンの夜は長い。。。。




4月29日

朝からもうひとつのワークショップ。
『Play&Pray』


私たち日本人には馴染み深い折り紙。
その中でも1番ポピュラーな鶴の折り方をレクチャー。



病気回復や長寿などを願って折る鶴を
参加者それぞれに想いを込めて折ってもらいました。







折った鶴を皆で装飾していきます。






完成!





夜にはこのフェスの集大成を披露するショーです。









大勢の観客に見守られる中、

みんなで作り上げた作品に命が宿る瞬間でした。





ショーの後は
フェスの成功に祝杯をあげ、言葉の壁を越えて喜びを分かち合いました。


The memory of several days in Vigan is our treasure.
Thank you for all our encounters. 




このフェスを通して

本当にたくさんの方々にお世話になりました。

ありがとうございました!


さて

次のプロジェクトにむけて
準備と英語の猛勉強中!!!









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