身体装飾ユニット「ヘテロフォニックダダ」



2013年6月27日木曜日

"Run Melos"

Fukuoka in Asia
福岡市文化芸術振興財団主催の舞台芸術創造発信プロジェクト

3年の年月をかけて進化し続けた”走れメロス”

私たちはセカンドシーズンより参加させて頂き
香港での公演をもって全シーズン無事に終了しました。

香港公演 June22/23



日本人ならきっと誰でも小学校の教科書で読んだことのある太宰治作品。

単なる友情物語ではないこの作品を
演出家山田恵理香さんの構想をもとに
各パートが最大限に形にした作品でした。




福岡公演 June7/8/9


途中、雨が降ってきたり、
その水が客席に飛んできたり。

このセットわらを120キロ使っています。

劇場がわらの香りに包まれたり、

音響効果も抜群過ぎて、
何度見ても、いつも同じシーンで”びくっ”てしたり。

まさに
見て、感じる体感型の舞台でした。


私たちは関西から参加させてもらい、
日帰りで打ち合わせやフィッティングに行き、


心温まる優しいスタッフと役者さんに囲まれて
作り上げる事ができました。

また、公演を重ねるごとに進化していった作品でした。





思い返すと


メロスのカツラが地毛に変わったり
妹のスカートが短くなったり。


昨年の公演に比べると
構成もガラリと変わって
よりシンプルな”走れメロス”になりました。



パフォーマンスに負担を与えるであろう
カツラや衣装を素敵に着こなしてくれた役者の方々、
いつも笑顔でやかましい私たちを見守ってくださったスタッフの方々
ほんとうにありがとうございました。



この舞台、とても不思議で
各公演地でとても素敵な出会いを運んでくれました。

福岡で出会ったフィリピン在住のライティングデザイナーのしょうこさん。
彼女との出会いがきっかけでビガンで開催されたWCF2013に参加することができました。


宮崎で出会った劇場のボス、中村初男さんことなかむー。
足りない塗料を貸してくれたり、
新素材を教えてくれたり、
普段は来ない打ち上げに参加してくれたり。


そして
香港公演で1番お世話になったEdmond。
彼はコスチュームデザイナーでもあり、アクターでもあります。
日本チームのサポートとしてついてくれて、
右も左も分からないこの地での塗料の買出しや
アイロンや鏡を自分のオフィスから持ってきてくれてたり、
いつも美味しいお菓子を差し入れてくれて
観光案内までしてもらいました。


すべての出会いに感謝です。
ありがとうございました!


苦楽を共に過ごした分だけ
別れが辛いですが、


また何処かで
一緒にお仕事を出来ることを願って!



Thank you so much!!!
We wish that we can meet everybody somewhere again.

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